うたかた

カナダの森を研究中の大学院生の日々。 湧き上がっては心を揺らす感情の泡を、戯れに文字にしてみる。

のどかなロック

玉置浩二
というミュージシャンがいる。
申し訳ないことに私はほとんど存知上げないのだが、
色恋沙汰のニュース
などで目にしたことがあるので存在は知っている。
聞いてみれば曲ももしかしたらいくつか知っているかもしれない。

バンドを組んでいて、
ロックミュージックをやる人で、
どちらかというとやんちゃな感じ。
私の知識はこれくらいだ。
知識というよりは、印象に近い。
バンドの名前は、言われればわかるくらい。

言われればわかる。
「安全地帯」
調べてみて、
ああ、そうか、そうだった
としっくりきた。

やはり、何か違う気がしたのだ。
友人が言ったバンド名は、
ちょっとのどか過ぎるような、
ロックバンドにしては平和過ぎるような、
どこか違和感があった。

「田園地帯」

雲雀がさえずっていそうな、
トンビがピーヒョロ輪を描いていそうな、
そして何というか、
Rock'n rollというより
Rocking chair(揺り椅子)。



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 氏のソロ曲に「田園」ていう歌もある。

でんぐり返し

普通に歩いていて、唐突に何の脈絡もなく、
今ここででんぐり返しがしたい
という衝動に駆られることがある。
草っ原であれ、
森の中の遊歩道であれ、
舗装道路であれ、
実験室に向かう廊下であれ、
その思いは場所や条件と関係なく現れるのだから、
これはもうほとんど病気である
と結論付けざるを得ない。

その症状が現れると私はただ悶々とするしかない。
でんぐり返しがしたい。
でも今するわけにはいかない。

まず人の目が気になる。
自分が変質者だと思われる
ということもできれば避けたいが、
変質者を目撃してしまった衝撃を他人に与える
というのをぜひとも避けたいのである。
目の前で知らない人がいきなりでんぐり返しをする
という状況はかなりの動揺を呼ぶに違いない。
己の欲望のために周りの人を恐怖に陥れるのはよろしくない。

そしてもうひとつ、現実的な問題として、
痛い
というのがある。
ここででんぐり返しをしたら痛い。
頭を打つかもしれないし、
背骨のひとつひとつがゴリゴリしそうだ。
ひとつ残らずゴリゴリした挙句、尾骶骨を打つ。
急にやればクラクラしたりもするだろう。
でんぐり返しの勢いとその後の眩暈で倒れるかもしれない。
そうなると本式の怪我が心配になってくる。
怪我の理由がでんぐり返しだなんて、泣くに泣けない。

でんぐり返しがしたい、
したいけど我慢、
なぜなら周りに迷惑がかかるから、
それに痛いから。
そういうことを繰り返し自分に言い聞かせながら歩くのである。
そしてそんな自分を遠目から眺めて、
まさか今心の中でこんなことを思っているなんて誰も想像しないだろう
などと考え、思わず笑いそうになってグッと堪える。

外見上はただ普通に歩いているだけのときでも、
でんぐり返しを我慢し、
笑うのを堪え、
私はいつも大忙しだ。



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 あー大変。

忙しさの理由

毎日の仕事量のわりに何か忙しい。
そう思って考えてみたら、
それなりにある余剰時間のほとんどをブログに費やしている
という事実に行き着いた。

それじゃあ、まあ、仕方ないか。



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 そこは譲れない。

飛行機雲

実験がひと段落したある夕方、
電話をしようと携帯を片手に外に出る。

ふと見上げると、
飛行機雲がじわあっと滲んだのが空に張り付いていて、
じわあっとしたまま横すべりに流れ、
ゆっくりと視界から消えていった。

飛行機は、
横っ腹に風を受けながら、
飛んで行ったに違いない。
どこか遠い場所へ。



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 座ったままずっと見ていた。

前髪

前髪が伸びて鬱陶しい。
切ろう、と思う日、
切ってもらいに行こう、と思う日、
左右に分けて伸ばそう、と思う日、
それらが満遍なくやってきて、
やっぱり切ろう、
とトイレの中で思った今日。

前髪を切る会結成!
会員番号1番、会長:こむぎ!
会員数:1名!
活動内容:各自前髪を切る!
会費:なし!
会則:後悔しない!

と勢いよく心の中で唱えながら帰ってきたのだが、
こんなことを書いている間に切る時間が無くなる
という予想通りの結末。



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 前髪を切る会解散!

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